77●紫根で布を染める。簡単レシピ♪
【紫根液を作る】
染める布の20%くらいの紫根を、
紫根が十分に浸るくらいのエタノール(エチルアルコール)に漬ける。
エタノールは95〜98%の物でも、消毒用アルコール(イソプロパノール入りでも可)でも良い。
日本酒などのお酒でも良いと思うが試したことはないので・・・・・・
普通は一晩でかなり濃い抽出液が取れるが2〜3日置いておいたほうがよい。
ただし光は避けて暗所にて保管のこと!
【布を下染めする】
木綿でも絹でも良い。
まず台所用中性洗剤で布を軽く洗い、汚れや油分を取り去る。
布が十分浸るくらいの量の約60℃くらいのお湯に「生ミョウバン」を
布の量の6%くらいの量を加えて、よく溶かす。
布をミョウバン液に漬けて、ムラにならないように
ゆっくりでも良いから約10分(絹は5分)ほどかき混ぜる。
布をミョウバン液から取り出し、冷水で普通に洗う。(洗剤は不要)
【布を染める】
布が十分に浸る程度の水に先ほどの紫根抽出液を加え約60〜70℃にする。
布をすばやく染料液に漬け、ムラにならないように最初は良くかき混ぜ、
だんだんとゆっくりとペースを落としていく。
10分(絹は5分)ほどかき混ぜたら、
布が液から出ないように落し蓋などをして室温に冷えるまで放置。
その間時々混ぜてやるほうが良い。
【紫色を出す】
そのままでも良い色(赤紫色)だが、
青紫色にするには、炭酸カリなどを使えばよいが
そんなものは普通の家にはない。
乱暴な話し、アルカリであればよいということで、
重曹(炭酸水素ナトリウム)を使う。
ぬるま湯(冷水でも良い)に重曹を適量入れ
紫根染め布を漬ける。
およそすぐに色が変わり始める。
あとは水洗して
光が当たらないところで乾燥させる。
【注意】
分量や時間はおおよそであるので、状態を見ながら適当にすればよろしい。
手順さえ間違いなければ、何とかなるものである。 o((*^ ▽^*))o
あわてず騒がず落ち着いた心で染め上げるべし ♪
抽出で使った紫根は、まだ色素が残っているので
エタノールと紫根を足して、ビンごと冷暗所で保管しておけば、
いつでも使える。
石鹸の材料にも使える。(アルコールは飛ばして)
紫根染めは日光に弱いので、スカーフなどを染めたときは
夜間外出用にしたほうがよろしい。
(11/14に逢った皆様へのレシピです ♪)
とりあえず第一弾。 |
76■松煙(炭)で緑茶の色の石鹸
(←画像の右は色の比較のための緑茶) クリックで拡大画像
松煙(しょうえん)とは、読んで字のごとくで、松を燃やしたときに出る黒いススを集めたものである。このススは松材が完全燃焼しているのではないので、松特有の松脂がタールとして残っているために、色々と面白いことをしてくれる。
真っ黒なススなのに緑茶色の石鹸ができるのはこのためである。
写真の石鹸は、廃油を使ったもので、
【レシピ】
▼廃油(主にオリーブ油) 70%
▼ココナツ油 15%
▼レッドパーム油 15%
▼松煙(オイルの0.2%くらい)
レッドパーム油がなければ、ウコンを漬け込んだオイルを使っても同じになるかも。
松煙は、濃さを見ながら目分量で入れたので、もしかしたら、もっと少なかったかもしれない。
【一般的なレシピ】
カロチーノプレミアムオイルを多く使う。
混合オイルに松煙を少しづつ加えながら、黄色がまだまだ強いくらいにしておく。
そのくらい松煙を少なめにしておいてちょうど良いくらいの色目になる。
後は苛性ソーダ液を加えて普通に作るだけ。
作りたてはかなり黒っぽい色をしているが、
時間がたつほどに黒みが薄れ緑っぽくなる。
数ヶ月もすればやや茶色っぽくなるが、まだ緑色を保っている。
退色スポット(石鹸の酸化による円形の色落ち)が出ると、
その部分は青みがかったグレーになる。 |
75■pHの値について
「さて問題です。pH12.0の石鹸液をpH11.0にするには、水で何倍に薄めればよいでしょうか?」
答え:10倍
2倍に薄めるとか少し水を増やすとか思っている人がいますが、それは誤りです。pHの値は対数になっている(水素イオン濃度の逆数)からで、pHの値を一つ中性(pH7)に近づけるには10倍に薄めることになります。だからpHを2下げるのには100倍に薄める必要があります。
なぜこんなことを書くのかと言うと、石鹸のpHを測るとき、石鹸を泡立てて、pH試験紙を直接に、その泡に漬けて測る方が多いのですが、泡の立て方によって石鹸液の濃度が変わるのでpHを正確に測れないと思われる方もいるからなんです。実際にはその程度の誤差はあまり影響しないと言うことを言いたかったのです。
その程度の誤差と言うのは、石鹸液が泡(石鹸膜)を作るときの石鹸液濃度はある狭い範囲内に限られるからで、それにpH試験紙での測定自体が大きな誤差を考慮しなくてはならないので、その程度の差は問題になりにくいのです。泡にpH試験紙を直接漬けて測る方法は、理にかなった方法なんです。
しかし・・・しかし・・・しかし・・・
実際は10倍ではないのですが・・・・
それは「緩衝(かんしょう)」と言う作用のためです。
例えば苛性ソーダが空気中の二酸化炭素と反応してできる炭酸ナトリウム(ソーダ灰)には、苛性ソーダ溶液のpHの変化をより小さく抑える作用を持っているからで、苛性ソーダの量が多少変化しても、pHがそれほど変化しないようにソーダ灰が調整役になるのです。これを緩衝液と言い、塩類に見られる特徴の一つで、石鹸液もその作用がある程度あると思われます。
それで10倍に薄めても実際はpHが1下がることは無いと考えられるのです。 |
74■石鹸のpHの測り方
ロール型pH試験紙で使いやすいのはpH1〜11までしか測れない万能タイプの方で、pH14まで測れるオールレンジタイプのものは、実は数値が高い領域は誤差も大きく見にくいのである。買うのであれば、ユニバーサルの万能タイプをお勧めする。
このロールタイプの試験紙は必要な分だけ切って使うので経済的ではあるが、汚れた手で短く千切っては指の水分に汚染されるので、濡れた指では触らないこと。できればピンセットでつかんで千切るか、少し長い目に切って使うようにするほうが良い。
pH試験紙での測定で覚えておいてもらいたいのは、
・元の石鹸液がいつもほぼ同じ濃度であること。
・試験紙の反応(呈色)はおよそである。
・試験紙の呈色の判別は見る人によって差がある
・試験紙は反応した直後の色を見ること。時間が経ってからの色は見ないように。
・いつも同じ方法同じ環境で測定する。
さて以上のことを踏まえて、私が提案する方法は以下のとおりである。
▼石鹸の表面はソーダ灰などがあったりして成分が均質ではないので、少し表面を削ったその下の部分を1g採取する。
(石鹸を1gを計る方法)
○ 一円玉(1g) ■ 石鹸片
-------------------------------------------- ←10〜15cmの定規
△ 支点となる先の尖った棒
▼1gの石鹸を100mlのぬるま湯に泡立てないように溶かす。
▼pH試験紙を切り取り、その石鹸液に浸してすぐに取り出して試験紙ケースのラベルの色見本に合わせてみる。
ーーーー以上ーーーー
PS:簡易法:石鹸の表面に水をたらして泡立てて測る方法が最も簡単な方法ではあるが、この場合でも石鹸表面を取り除いてから行った方がより正確に測れる。 |
73■pH試験紙
古い人間はこれを「ペーハー」と読む。今学校では「ピーエイチ」と読むのだそうな。でも昔でも「pH」は「ピーエイチ」だったような気がする。pH計を「ペーハー計」と読んでいたから、慣用的に「pH」を「ペーハー」と読んでいたに過ぎないのかもしれない。
さて石鹸のpHの測り方であるが、一般にはpH試験紙を用いるのが至便である。普通薬局や店舗のコーナーではロールの万能タイプのものしか売られていない。たまにオールレンジタイプのものもあるようだ。万能タイプのpHは、1〜11で、オールレンジ(全域)タイプは、0〜14まで測れるようになっている。ただし、リトマス試験紙は別であるが。
pHは中性がpH7で、それより小さい数字が酸性側、大きい数字がアルカリ性側で、pH7<12くらいを弱アルカリ性と読んでいる。苛性ソーダ液は強アルカリ性なので石鹸用の濃度では最大値のpH14を示す。石鹸はpH8〜11くらいの弱アルカリ性のものが普通である。
石鹸を作るときに、作り始めのpHは14で、それが次第に数値が小さくなってpH7に近づいてくるが、中性にはならない。もちろん酸性にもならない。
そのため石鹸のpHを測れば石鹸のおよその熟成度が分かる。
【参考】
ロール型pH試験紙
http://www.advantec.co.jp/japanese/hinran/tanpin/phpaper_1.jpg
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72■溶ける溶けない
よく溶けますかと言う質問が来る。実は説明が非常に難しいので場合によって説明を変えているのが現状だ。
溶けるとは、例えば「食塩(NaCl)」を水に入れると、(Na+)と(Cl-)に分かれて水のイオンの中に紛れ込んでしまい、そのまま放って置いても普通の状態では食塩の沈殿ができたりはしない。
しかし、例えば「二酸化チタン(TiO2)」の場合、水に入れると、水は白く濁って溶けたように見える。この状態は二酸化チタンが(+ -)のイオンに分かれて水に紛れ混んでいるのではなく、(TiO2)のまま水の中でバラバラになっているだけで、これを「分散」と言う。この場合、時間が経てばやがて二酸化チタンの沈殿が底に溜まることになる。この状態を「溶けない」と言う。
油のように水を弾くか弾かないかと言うことではないので、二酸化チタンのように、水に濡れやすいものでも、水に溶けないものも多くある。この点を勘違いしやすい。
でも有機物(糖やタンパクや色素など)の場合はかなり複雑で、溶けているようで溶けていない、条件が少し変われば溶けないものが溶けるようになる。などなど。 |
71■石鹸の内側の色が外側と違うのはなぜ?
石鹸をざくっと切ったときに、内側が羊羹のようなまったりとした色になっているのはなぜ?この解釈には、よくジェル化した部分としていない部分の色の差と言われるのだが、確かにそういう状態のときもあるが、毎回、必ずと言って良いほど見られるこの現象は、単に石鹸の中の水分が飛んだための変色である。
水分が石鹸分子間を十分満たしているときには、光の散乱があまり起こらないため半透明に見え、水分が飛んで石鹸分子間に空気の層ができると光を乱反射させて、より白っぽい色に見えるのである。
またこれは石鹸の酸化による変色でもない。乾燥の程度の目安と思っていれば良いのだ。 |
70■尿素と尿酸
尿素と言うと酸素や水素やヨウ素みたいな単一の物のような感じを受けますが、元素の周期律表には「尿素」と言う元素はありません。CO(NH2)2 と言うのが尿素なんです。
尿素は「ウレア」と言うので、ウレタン樹脂と言うのは尿素樹脂と言うことになります。そして弱アルカリ性です。尿素は酸やアルカリや熱で分解してアンモニアを作りますので臭いです。
尿素はタンパクと反応して変性させるため、その水溶液には肌をスベスベと滑らかにする働きがあるため、美肌水などの化粧水の材料に使われます。
尿酸はジウレイドといって尿素の水素をアシル基に置換したものです。アシル基って、R-COOHのOHを取ったものだから脂肪酸も反応するのかな?もし反応するのなら、石けんを作るときに尿素を入れると、幾分かは尿酸ができているのかもしれない。 |
69■ホウ酸とほう砂とホウ素
ホウ素の元素記号は「B」です。
ホウ素は酸素「O2」や水素「H2」のように単独で分子を作りません。
ホウ素が酸になったものに「ホウ酸」があります。
ただ単にホウ酸と言えば「オルトホウ酸(H3BO3)」のことを言います。
他に「メタホウ酸(HBO2)」「次ホウ酸(H4B2O4)」などもあります。
ホウ酸は10℃の水では100gの水に3.65gしか溶けませんが、温度が高くなると溶ける量が急に多くなります。そしてその水溶液は弱酸で、温和な消毒薬になります。
このホウ酸にナトリウムがくっつくと「ほう砂」になります(そんな単純じゃないんですが)。ちなみに「ほう砂」は「ほうしゃ」と読みます。Na2B4O7・10H2O です。
ホウ酸が弱酸性であるのに対して、ほう砂は強アルカリなので間違わないようにしなければなりません。 |
68■キサンタンガムとザンサンガム
Xanthan Gum と書くこの物質は「多糖類」で増粘剤として使われている。
この読みなのであるが、ドイツ語読みだとキサンタンで英語読みだとザンサンになるのかな?
昔洋画で「ザナドゥ」と言うのがあった。アメリカ映画である。その少し前に「キサナドゥの伝説」と言う歌があった。GSのジャガーズがアメリカの曲をカバーしたものだが、どうもこの曲を訳した人がドイツ語読みで訳したようで、それでキサナドゥの伝説と言う邦名になったらしい。
さてXanthanだが古い文献を見るとキサンタンで新しい文献ではザンサンが多いのだが、これは日本の化学の世界が、ドイツ主流からアメリカ主流に変わっていったから、物質の呼び方もアメリカ流になってきたことで分かるが、製品などの末端での呼び名はキサンタンのうほうが圧倒的に多い。たおさんもアメリカ在住なのにキサンタンガムと言うドイツ語の方の名を使っている。
XanthanGumが化粧品などに多く使われることから、日本語の語感のいい「キサンタン」のほうが使われているのだろうと思う。
なぜこんなことを書くのかと言うとですね、最初キサンタンガムと書いてあるのを見て、何のことか分からなかったのですよ!しばらくしてから・・・「ああ ザンサンガムのことか!」と納得したわけでして。
発音の違いでカタカナに直すと、まるで別の物のように感じてしまうのも困ったものだ。特に私の年代は、ドイツ語読みと英語読みと米語読みとおまけに化学ではラテン語読みとがゴッチャになって使われることがあるので、ほんと・・・混乱します。 |
67■ゾルとゲルとジェリーとジェル
例えば、油脂と苛性ソーダを混ぜ合わせたときはまだ液はシャブシャブの状態で、水の層の中に油脂や反応途中のものや石鹸やらが分散しています。この状態を「ゾル」と言います。
グルグルしているうちに液がだんだん粘りが出てきて、これを「トレースが出る」と言いますが、この状態のことを「ゲル」と言います。
固まってから保温しているときに、発熱してきて石けん生地が軟らかく透明になってきますが、このときの状態を「ジェル化」すると言ってます。これも「ゲル」なんです。
ジェルとゲル、jellは動詞gelは名詞、ジェリーは「ジェル化した物」で製品名でもあり、ゲルのこと。
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66■水道水を精製水並みにする方法
天然の色素を使うときには精製水を使わなくても水道水で同じ効果になります。
多くの植物の色素は、水溶液中ではマイナスイオンになっているのでカルシウムイオンやマグネシウムイオンや鉄イオンなどの金属イオン(プラスイオン)と結合し「顔料化」してしまいます。
それをろ過すれば、水道水中の金属イオンを取り除くことが出来ます。吸着法による精製水の製法と同じことです。
またそのまま使っても金属は顔料化されているため金属石けんカスにはなりません。
そのため私は精製水を使ったことがありません。
ついでに、水道水中の塩素は煮沸で飛んでしまっています。これもクリアーしています。 |
65■硬水と軟水
水に溶けているミネラルの種類と量で区別しています。
100mlの水の溶けているカルシウムイオンとマグネシウムイオンを、それと等価の炭酸カルシウムの量(mg)に換算して、それを硬度としています。
この数値が20以上の水を硬水、10以下の水を軟水と呼んでいます。
石けんを作るときの水は、硬水だとカルシウムやマグネシウムが反応して石けんカスを作りケン化を阻害してしまうので、軟水の方が良いのです。
ちなみにミネラルウォーターはミネラル(カルシウムやマグネシウム)が多いので石けん作りには向かないとされていますが、多くのミネラルウォーターは硬度10以下の軟水なんです。もっともあえてミネラルウォーターを使うメリットは無いように思えますが。
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64■バレンタインチョコ色石けん
ココアパウダーや溶かしたチョコレートを入れる方法やインスタントコーヒーを入れるなどいろいろな方法があるのですが、臭いがいやな人には「丹殻(タンガラ)」がお薦め。
タンガラはマングローブの木の木部を粉末にしたもので、染色では赤みの茶色やこげ茶色を染めるのに使います。
この粉末の成分は、タンニン(色素)と繊維と糖分などで、石けんを作るときには粉末をそのままオイルに混ぜ込んで使うことが出来ます。さらに備長炭粉末をほんの少し加えればもっとチョコレート色に近づきます。これを使うと簡単でいやな臭いもしないので良いですよ。 |
63■オイルのケン化価のバラつき
市販されているオイルの成分組成は、品種・産地・収穫時期・精製方法そして保管期間や保管状況によって変わってきます。さらにメーカーでのブレンドも考慮しなければならないでしょう。
所詮、天然のものに均一性を求めること自体が無理なことですので、ある程度の幅を持ってケン化価を見る必要があります。
特に私達が良く利用している「アルカリ計算機」の元データの信頼度は?はっきり言って元の文献のデータ自体がいつのもので、どこのものかを知らないし、知ったところで、今自分が使っているオイルがそのデータに近いものなのかどうかも分からないのです。
ケン化価139とあっても、文献によっては5%くらいのズレは普通にあるようです。そのような状況でオイルを数グラム多く入れたの少なかったのとか、苛性ソーダをグラム以下まで量る必要などまったくないし、天然物を使ったものは、ゆとりを持って扱うべしと言うことです。
これを工業的には「ゆらぎ」とも言っています。
正確でないものを正確に量っても仕方ないと言うことです。 |
62■エチルアルコールでトレースが早くなるのは
エチルアルコール(エタノール)は、タンパクを変性させる作用がある。つまり硬くしてしまう性質があるんです。それで卵黄や豆乳などのタンパクを入れた石けんは、OPにエタノール希釈の香料を入れたり、お酒を入れたりすると、急速に石けん生地が固まりだすのです。
これが大きな理由です。小さな理由は他にいっぱいあります。 |
61■オーガニックの意味
もともと「オーガニック」と言うのは、穀物や野菜の生産者や羊などの牧畜家などが、農薬などの薬剤の散布で、自分達の住環境が汚染されて、自分達の健康を害することがないように、それら有害なものを使用しない運動でありました。
そのためオーガニックの基準は、その運動の主体ごとに勝手に決められていて、かなり厳しいニュージーランドから甘いアメリカやオーストラリア、信じてよいのかインド!など、その国の中でも主体の団体ごとで扱いが違っているのです。
もし厳密にオーガニックの精神を加工する段階にも延長して製品を作るなら、今ある工場や制度の下ではかなり困難なことになるんです。
こんなこともありました。オーガニックウールを輸入したときに、検疫で殺虫ガス漬けに会い、原料が使えなくなったりもしたんです。
また合成樹脂や合成洗剤などを使用しているラインをそのまま通すことも出来ませんし、他の塵芥が混入することも避けなければオーガニック製品は作れません。
また繊維はオーガニックでも糸はポリエステルであったり部品がプラスチックであったり、化学染料であったり、柔軟剤処理されたり、結局はオーガニックは宣伝文句だけでその精神は製品には反映されていないものが多く出回ることになるのです。
オーガニックの歯磨きを見ました。成分は???どこがオーガニック?今世の中に出ているオーガニック加工品は、使っている原料の一部がオーガニックだと言うものが大半で、そのために高額なお金を払うのはばかばかしい限りです。
オーガニック運動とはそのようなものではないのです。
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60■ベントナイト(モンモリロナイト)
おとなしい性質の粘土の代表がカオリンなら、やんちゃな性質の粘土の代表がベントナイトです。ベントナイトの最大の特徴は「膨潤性」と言われるもので、大量の水を吸収して膨れ上がる性質があります。
このベントナイトの主成分が「モンモリロナイト」で、精製ベントナイトも同じものです。
もうひとつの大きな特徴は、「陽イオン交換性」です。これはモンモリロナイトがマイナスに帯電していて、その層の間にナトリウムなどの陽イオンのものを取り込んでいるのですが、動きが活発なため、他のプラスの金属イオンがやってくると入れ替わってしまうことです。水道水などに溶かし込んでやると、マグネシウムや鉄などの金属を取り込んでしまうため石けん作りには良い性質です。でも大量の水分を取り込むのでその辺は注意して使うことです。 |
59■カオリンの成分と種類
カオリン粘土は,
シリカ(二酸化ケイ素【SiO2】
アルミナ(酸化アルミニウム【Al2O3】
水、からなっています。
炭素を含んで灰色や褐色のものー「ファイアークレイ」「ボールクレイ」「木節粘土」は腐食した木片や石炭などの炭素を含んでいるために着色しています。
このように産地の地質によってカオリンに含まれる(正確にはカオリナイトに含まれる)不純物によって様々な色のカオリンが産出します。 |
58■カオリン
カオリンと書けばいかにもコスメ材料のような響きがありますが、単なる粘土です。それも最も粘土らしい粘土で、粘土の代表とも言えるものなのです。
古代は中国江西省の景徳鎮の高嶺から陶器の原料となる良質の白色粘土が採れました。その高嶺粘土が世界的に有名になり、似たような白色粘土を(高嶺⇒なまって「カオリン」)と呼ぶようになっただけです。
コスメ用としては精製して粒子径を細かくして揃えただけのもの以外に、用途に応じて何がしかを添加したものがあるので成分には要注意! |
57■糖ーーーデンプン・セルロース
主な部分が炭素と水素で出来ているものを炭化水素類と言います。
グルコース・ペントースなどを「単糖類」と呼び、ショ糖(砂糖)を「二糖類」、それらが多数集まって「デンプン」や「セルロース」が出来ています。
コーンスターチはとうもろこしデンプンですが、このデンプンにもいろいろな種類があり、水に溶けやすいデンプンと溶けにくいデンプンとを分けて、溶けやすいデンプンのみを集めたものが「デキストリン」で、色素成分の抽出で色素をこれに吸着させてパウダー化するときに良く使われています。
ちなみに洗濯糊は、昔は天然デンプンでしたが、今は合成デンプンとポリビニルアルコール(PVA)が使われています。 |
56■アミノ酸ーーータンパク
アミノ酸は21種類あり、その組み合わせで様々な自然界の生命や有機物が作られています。
このアミノ酸が数個結合したものが「ペプチド」、数十から数百個結合したものが「ポリペプチド」。さらに大きな分子になったものが「タンパク」と呼ばれています。
自然界ではタンパクやアミノ酸などが単独で存在していることはまれで、大概が何か別のものと結合して存在しています。その方が安定しているからなのです。
たとえば糖分と結合しているものは「糖タンパク」または「アミノ糖」などと呼ばれ、色素や金属と結合していることもよくあります。
自然界では有機物は様々なつながりをもって存在しているため、純粋に化学合成されたようなものと違って、同じ名前のもの(種類)でも性質が違ってくることは当然のことになるのです。
それが天然物なのです。 |
55■ポリスチレンフォームの石けん型
ホームセンターに行けば、畳の下に敷く発泡スチレンが売っている。この発泡スチレンの目は細かいためカッターナイフできれいに切断することが出来るのでお勧めです。
接着には発泡スチレン用の接着剤が売っているのでこれを使わなければならない。普通の接着剤では発泡スチレンが溶けてしまうので注意!(木工用の速乾性接着剤も使えます)
私はこの発泡スチレンで5X7cmの面の長い筒状の型を作り、中に100均で買ったポリプロピレンのファイルを折り込んで簡単に取り出せるようにしています。これだとワセリンも使わないし、中敷だけを洗えば何度でも使えるので便利です。
注意点は発泡スチレン型の周囲をテープで巻いて筒が膨らむのを防ぐことと、保温時の過加熱に気をつけることです。スチレンは耐熱性が低いので通常は使えないとされていますが、ジェル化で変形させたり溶けたりしたことはありません。
*五角形の型も作りました。今は○○さんのところにお嫁に行っています。 |
54■洗濯用粉石けんの作り方
オイルから作る場合には苛性ソーダの量をケン化率100%を少し超えるようにします。
作り置きしている石けんをリパッチする場合は、トータルでケン化率が100%を少し越えるように苛性ソーダを足してやります。
・まず鍋は直火をしないで、湯煎にして、刻んだ石けんチップに熱湯を注ぎ入れる。石けんは鍋の1/3以内にして熱湯は石けんチップがヒタヒタになるくらいより少ない目にしておく。
・石けんチップが透明になってきたら、追加の苛性ソーダを溶かした液を鍋に足し根気よく混ぜ続ける。
・十分に混ざってダマが残らなくなったら「ボウ硝(芒硝)硫酸ナトリウムのこと」を石けんチップとほぼ同じだけの量を加えて水分がかなり飛ぶまで混ぜ続ける。
・まだ湿っている状態でも少しパサパサ感がしてきたら鍋を湯煎から下ろし、石けんを冷ましながらへらなどでかき混ぜていく。
・温度が下がってくると急に固まりだしてくるのですばやくかき混ぜて石けんを粒状にさばいていく。
*出来るだけ水分を飛ばした方が、後で石けんを粒状(粉末状)にするのが楽。でも直火は難しいと言う方や、湯煎では時間がかかりすぎると言う方は、電気鍋で温度を中温くらいに設定しておけば、かなり早く楽に粉末化できます。
このようにして出来た洗濯用石けんは、グリセリンを含んでいるので衣服を柔らかく洗い上げることが出来ます。また過剰の苛性ソーダは作業中に炭酸ソーダに変化してしまうので大丈夫です。
私の余り物の石けんはほとんど色つきなので、廃油で作っています。
芒硝は「無水芒硝」を使います。毒劇物じゃないので薬局で頼めば取り寄せてくれるかもしれませんが、工業用の25kg袋を買って、何人かで分けた方がかなり安くなります。国産品と中国品とで価格差がありますが国産品でもかなり安いです。(私は工場からもらってくるので今の価格を知りませんが!)試薬の一級品で500gで700円くらいですが、25kg袋だと1kgあたりで100円?くらいじゃないかな?薬局でも取り寄せてくれるところがあるかもしれませんが、工業用として大量に出回っているものですから、近所の工場関係者に聞いてみるのもいいかもしれません。
なおこの芒硝は市販の洗濯用粉石けんに入っているビルダーと同じもので、「硫酸塩」と表示されていることもあります。 |
53■石けんは界面活性剤
よく界面活性剤と言えば合成洗剤と思われることがあるのですが
界面活性剤というのは非常に範囲が広くて
水と油を馴染ませるような働きをするもののほとんどのものをこう言います。
合成洗剤や石けんだけでなく乳化剤や帯電防止剤や生体内の脂質も含まれます。
でも合成界面活性剤に対して、石ケンのことを天然界面活性剤とは言いません。 |
52■苛性ソーダを溶かす水の量
オプションで水気のものを加えるときに、苛性ソーダを溶かす水の量を減らすのですが、
減らしすぎると、苛性ソーダが溶けきれずに再結晶してしまいます。
実際工場なんかで50%濃度の苛性ソーダ液を使っているところでは
冬季は大阪でもヒーターを管に施しています。
苛性ソーダを溶かしているときには、水溶液の温度が高くなっているので
かなりの量が溶けることになるんですが
温度が下がってくると、再結晶化してきます。
それではどのくらいの量の水が必要かというと
最低限、苛性ソーダと同じ重さの水で溶かすことです。
それ以下にするとXXXXXな石けんになるかも知れないです。 |
51■100円ショップのステンレス容器
苛性ソ−ダを溶かすときの容器はステンレス容器が一番使いやすいです。
ステンレスと言うのは主に鉄とクロムの合金で
クロム含有率が高いほど錆びにくいと言うことなので
アルカリにも強いと考えられます。
でもそれだとステンレスの価格が高くなるため
一般には安価なステンレスはクロム含有率が少ないのです。
このクロム低含有率のステンレス容器で苛性ソーダを溶かすと
艶のあったステンレス表面が曇ってしまいます。
でも物は考えようで、一度反応させて曇らせてしまえば
それ以上変化はほとんどしません。
高価なステンレス容器でも扱い方が悪いと同じようなことになるので
あえて高価なステンレス容器を使わなくても良いのではと。
ただし私は寸銅だけはすごく良い物を使っています。
5万円と3万円だったかな? |
50■卵の黄身をオプションで入れる場合
初めにオイルと混ぜ合わせておくのがよろしい。
卵の黄身は乳化剤としてオイルに働きかけるため
この後の苛性ソーダと混ぜ合わせる際にも大変相性が良いものです。
この黄身はタンパクですので苛性ソーダの影響で変性タンパクとなり
かなり臭くはなりますが(最初は)後は安定してきます。
トレースが出るころに黄身を加えた場合は
変性しないそのままのタンパクが残ることがあるため
これが石鹸の腐敗やカビ、変性ではなく変質の原因になることがあります。
アルコールとの相性は良くないのでEOやFOを入れるときは要注意! |
49★日本で簡単に買える材料で作る「ナシ・クニン(バリ料理)」(ウコンライス)
- お米3合
- コンソメスープの素 1個
- ウコン(ターメリック) 小さじ2
- ココナッツミルクパウダー 小さじ3
- 砂糖 少々
- 塩 一振り
- 土生姜をおろしたもの 小さじ1くらい
- レモン汁 小さじ2
以上を全部混ぜて普通に炊きます。
ウコンの臭みが消えて食べやすくなります。
好みによって和風ダシを少し入れてもおいしいです。
誰かカロリー計算して! |
48★チーズのような豆腐を作る
木綿豆腐の水気を軽く切っておく。
ダシ入り味噌と酒かす(軟らかいもの)とココナッツミルクを同量くらいづつ混ぜ合わせて、
キッチンペーパーに塗りつける。
それで木綿豆腐をきっちりとくるみ
さらにしっかりと大き目のラップで液漏れしないように巻く。
最低まる一日以上置いてから取り出し
味噌を取り除きスライスしてそのまま食べるかフライパンで炒めても良い。
味噌とダシと酒かすとココナッツミルクの配合で
お好みの味を調整してください。
ラップをしたままで一週間は冷蔵庫で持ちます。
なお汁が出てくるので漏れないように!
木綿豆腐はあまり水気を切りすぎないほうがおいしい! |
47■カロチノイドとカロテノイド
どちらも同じものなのだが
化学ではカロテノイド
一般ではカロチノイドが使われている。
単に音の響きの良さでカロチノイドと言うようになったのかな? |
46◆マトリックス・レボリューション
先日東岸和田のワーナーマイカルへこの映画を見に行った。
リローデッドを見たときも思ったのだが
「マッドマックス」と「風の谷のナウシカ」を足したような映画だと言うと
『何を言ってるのよ!』と言われた。
なんかおかしいかな?
ちなみに私は、スミスのファンである!
なんかおかしいかな? |
45★焼き鳥(アヤム サテ)
この夏に和歌山にキャンプに行ったとき
バーベキューに何をしようかと考えて
焼き鳥をメインにしようと思ったのです。
鶏モモ肉を一口大に切って
サンバルソース
サンバル・ピーナッツソース
サンバル・アヤムサテ用ソース
カレーソース
和風焼肉のタレ
塩コショウ
の味付けをそれぞれに施して
串には刺さずにそのまま網で焼きました。
もちろん味付けは前日にして、一昼夜漬け込んだものです。
奥様は喜んでました♪
来年はレモングラスの茎が調達できたら良いのになあ! |
44■天然物で緑色石けんにするには
葉っぱの色は葉緑素なのでそのうちに褐色に変わっていきます。
実は自然界における緑色のものは特別なものを除けばこれしかないのです。
そのため天然物で緑色の石けんを作るには
黄色系(黄茶色)の染料と藍を併せることになります。
たとえば、ウコンを漬け込んだオイルに
藍を溶かした液を加える方法です。
もうひとつの方法は
藍を苛性ソーダとハイドロサルファイトで強い目に還元し
そのまま石けん生地に加えて未酸化の状態を保たせて固めてしまう方法です。
この石けんは表面だけが薄く青色になるのが特徴です。
透明度の高い石けんほど緑色に見えるんです。 |
43■スクアランとスクアレン(スクワランとスクワレン)
サメの肝油から採れた状態のものがスクアレンで
それに水素添加したものがスクアランだ。
もちろん化粧品や食品に使われているのはスクアランの方。
ちなみにスクアランは試薬の一級品(安い方)で500ml5000円。
工業用のスクアラン(定着剤入りの液体)で1kg4000円くらい |
42■スクワランとスクアラン
化粧品や健康品の業界ではスクワランと言っていて
製造関連や化学系ではスクアランと言っている。
(squalane)が、どうしてスクワランになってしまったのだろう?
ちなみにgoogleでは
スクワランが42.000件
スクアランが1.000件 |
41■型出しのときに液がにじみ出て分離しているのは?
グルグルが不十分なときに良く出ることですが
水分量が多いときには逆にグルグルしすぎた時に起きます。
これは全体がそうでなくても
部分的に撹拌ムラが大きいときにも起きます。
まだトレースが出ていないときに加えたオプションのせいで
急に石鹸生地が固まったときに良く起こるようです。 |
40■グルグルの初めの20分が大事な訳
オイルと苛性ソーダを混ぜ合わせるとき、
オイルと苛性ソーダ液が接触する界面(境界のことを化学ではこういいます)で
化学反応(ケン化)が起きます。
そのときに出来た石けんがグルグルが弱いと
オイルの塊を囲んでしまって(洗剤の役目をしてしまう)
苛性ソーダ液とオイルとを引き離してしまうことになります。
その結果ケン化の速度が遅くなるんですが、
乳化は進み温度などの条件によっては一見してトレースが出たように見えたりして
そのまま撹拌を終了して型入れしてしまうと
ムラが出来たり、ひどいときには分離したりしてしまいます。
とにかく最初の20分くらいは腕が折れるくらいグルグルをすることが
良い石けんを作るコツのひとつです。 |
39◆2002年救急車にて
「かかりつけの病院はありますか?」
『いえ、ありませんが・・・ゼイゼイ!』
「じゃあ、OO病院へ連絡とって見ます」
『俺を!こっこ殺す気か!!ハァハァ!酸素!酸素!!』
・・・・実話です・・・
2003年はこのOO病院へ搬送されました。
医師がくれた薬を、薬剤師が「これなんですか?」と言い
薬剤師がくれた薬を今度は別の医師が「これは何ですか?」と言ったので、
まだ治ってないのに
『もう治りました!』と言って3日で出てきました。
その後の通院でも同じ医師にめぐり合えることは無く
毎回医師の顔が違っていて一から説明しなくてはならない状態で・・・
通院も止めました。
・・・実話です・・・ |
38◆最終兵器 医者
某民間病院にて・・・
「A先生って頼りなくって本当に困るね!」
『A先生なんか、まだ自分の専門のことは、なんとか自分で処理できるからましよ』
「え〜!もっとひどい先生いるんですか?」
『大学の医局では、よその病院に出向させられない先生が温存されているのよ』
『そういう先生を最終兵器って言っているの!』
・・・某業界関係者談・・・ |
37■赤い色のクリーム
ラックダイ・コチニールは食品添加物として、ぜんざいの色だしにも使われているもので安全です。もちろん化粧品にも使われています。
主成分はラッカイン酸なので酸との相性は良いです。アルカリ性のものとの配合では赤紫色に傾きます。
原材料は何かと言うとですね・・・カイガラムシです。
詳しく言うとですね。ラックダイの場合では、ガンジス川の上流域でイヌナツメの木に繁殖している(人工的に)カイガラムシが樹液を吸って体内に作り出す赤い液を取り出して、赤い染料部分とワックスとに分離精製します。そのためこの赤い染料は少し油分を含んでいますが熱湯では簡単に溶けます。クリームに直接溶かし込むことも出来ます。
なお、このラックダイは江戸時代には「花没薬(はなもつやく)」と言う名で血止めの漢方薬としても使われていたようです。(なんか信じ難いけれども!)と言うことです。
自然界では数少ない動物由来の色素です。 |
36■紅花を石けんに
紅花には主に黄色い色素と赤い色素の2種類が含まれています。
黄色い色素は水で簡単に流れ出して取り除けます。残った赤い色素はアルカリ液で抽出できますが、このときの色は黄色に変わっています。この抽出液を酸性液で中和してやると赤い色に戻ります。布の染色はこのようにしてするのです。
と言うことはアルカリ性の石けんでは赤い色素も黄色になるので紅花の抽出液は石けんには使えません。
では紅花を直接石けんに放り込むとどうなるかと言うと、トレースのまったく出ていないシャブシャブの状態ではまだ水分の塊が残っているのでアルカリ性の水に紅花が触れて色が消えます。でもかなりトレースが出ている状態では、水分が石鹸などに取り込まれていて、紅花に直接触れる水分がかなり少なくなっているので赤い色をなんとか保つことが出来ます。この状態のときに生地に混ぜ込むようにすれば成功する可能性があります。
ただし紅花の赤い色素のもうひとつの特徴は、熱に弱いことなんです。およそ40℃以上になると徐々に退色していきます。
ホットプロセスはもちろんのこと、ジェル化は厳禁です!
いずれにせよ、ちょっとした操作で色が抜けてしまうのが紅花の赤い色素です。
アルカリ液に触れさせない方法があります。
紅花をよく乾燥させておいてからホホバオイルに漬けます。十分に濡れたら取り出して、石鹸生地に埋め込みます。ホホバオイルは半分が「ろう」ですので、苛性ソーダ液の影響を受けずに紅花をマスキングしてくれます。
それともしうまく行った場合でも、熟成は暗い場所にしてください。紅花の3つ目の特徴が日光で退色しやすいと言うことですので。
紅花は万葉集では、艶やかで美しいけれども繊細ですぐに壊れてしまう都の女性たちの代名詞として歌われているものです。脆弱さゆえに、うまく色が出せたら感慨深いものになることと思います。
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35■カメオ彫刻風石けんを作る
タンガラの茶色石けんの土台にココナッツ油多めの硬い白色石けんを薄く重ねた二色石けんを作り、一年間寝かせて、より固めた石けんを彫刻刀で彫って、カメオ風の石けんを作ってみた。
固めたつもりの石けんでもまだ軟らかく粘性があり、かなり細かな作業は難しかった。
とりあえずどんな感じになるかを見たかったので荒削りの物を作ってみた。

表面のヌルヌルした光沢が良くない。
透明度がありすぎ。
もっと固く作る
彫刻の腕が悪い!
以上を改善すればよいものが出来るだろう♪ |
34■モールドを作る
材料はウレタン樹脂である。これも染色でフィックス剤として使っているものである。
ウレタン樹脂だからプリンプリンしていて固まった石けんを取り出しやすい。しかも透明だから中の状態が良く分かる。欠点は軟らかすぎるので結構肉厚がいることだ。
ためしに一つ作ってみたが固まるのに時間がかかった。私が使っているウレタン樹脂は触媒を使って固めるタイプのものではなくて、空気に触れて固まるタイプのものなので、少しずつ塗り固めて行ったので時間がかかってしまった。結果は一箇所破れてしまった!やはり肉厚を大きくしないとだめだった。 |
33■紀州備長炭粉末4μ(ミクロン)
ウバメガシの木から作られる備長炭は、叩くとキーンと言う金属音がするくらい硬いもので、これを粉末にするのは容易なことではない。
市販の備長炭の塊を買ってきて、かなづちで叩き割って、乳鉢でゴリゴリしたって粉末にはならない。もしなったらそれは偽物である。
染色で墨染めと言うのがあり、これは書道で使う墨を使って染めるもので、材料は松材である。墨汁である。これは松を燃やしたススを集めたものなのでかなり細かく軟らかく、粘性もある。
備長炭は粗く硬くサラッとしていて染色にはきわめて不向きの材料なのだが、4μの微粉末が手に入ることになって、糸に練りこんだりしてやっと使うことが出来た。
その備長炭微粉末なら石けんに入れても顔を傷つけることなく、菱の隙間の汚れを取り除いてくれるだろうと・・・・・粒子が細かすぎて無理かもしれないが、使った人たちからは洗浄力がアップしていると言われている。
なお、それ以下の細かな粒子だと粉末状ではなくて、酢酸ビニルなどの柔軟剤(工業用)に溶かし込んだ溶液の状態でしか出回っていないようだ。
粉末ではこれがもっとも細かな粒子の紀州備長炭ということになる。だから高価である!
ちなみに石けんで真っ黒にしたいのならオイルの量の1%以上入れるようにしたほうが良い。 |
32■二酸化チタンは安定している
金属のチタンも安定している金属ですが、この二酸化チタンは少々のことでは分解や他のものと結合したりなどの反応はしない頑丈な物質です。
ただかなり高濃度の高温の苛性ソーダ液には反応して、チタン酸ナトリウムを生じるようです。石けんに入れるときには苛性ソーダ液のほうではなく、オイルのほうに混ぜてからケン化させるかグルグルしてから入れるほうがより良いかもしれません。 |
31■酸化チタンは二酸化チタンの一般の呼び方
最初のころは二酸化チタンと酸化チタンの区別についてよく問い合わせが来た。
正確に言うと酸化チタンには二酸化チタンのほか三二酸化チタンなどいくつかの化合物があり、それらをまとめて酸化チタン(類)と言うのであるが、その生産量・使われている歴史などから、一般に酸化チタンといえば二酸化チタンのことを言い表すことになっている。
たおさんの本には酸化チタンと書かれてあるが、これはもちろん酸化チタンのことであり、一般書の場合はこの表記で十分である。 |
30■二酸化チタンを石けんに入れてみよう
私の持っている二酸化チタンの粒子径はかなり細かい。これを石けんに入れても顔が傷つくようなことは無いので安心してたっぷり入れることが出来る。
二酸化チタンをたっぷり入れたものは非常に硬くなってもちろん溶け崩れにくくなるし汗もかきにくくなる。この石けんを愛用してくれている奥様がいらっしゃるが、よく洗う手から腕の部分が白くなってきていた。石けんから肌に残る二酸化チタンの量はたかが知れているものの、毎日続けているとそれなりの効果が出てくるものである。無論、これは二酸化チタンの遮光効果であって、漂白効果は少ないと思われる。
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29■染色でモンモリロナイトを使う
私がモンモリロナイトを持っていたのは、そもそも染色で使っていたからである。
染色後の生地をモンモリロナイト水溶液に浸して生地に皮膜を作り色止め剤として使っていたのである。それが石けん作りにも流用されている。 |
28■モンモリロナイトを石けんに入れたら
モンモリロナイトなどのベントナイト系のクレイを石けんに入れるときには、これが大量の水を吸収すると言うことを考えておかなければならない。果たして苛性ソーダもモンモリロナイトに取り込まれてしまうのだろうか?まだその実験はしていない。 |
27■モンモリロナイト
これはベントナイトを精製したもので粘土である。
ケイ素化合物の結晶で分子内に水を大量に取り込む性質がある。
一般にクレイと呼ばれて化粧品に多く使われていて
世界各地で採掘され、その地域の色で独特の名称を持っている。
もっとも着色の多くは酸化鉄ではあるが、美しい色の中には銅やニッケルやクロムなど有害なものも含まれるので含有重金属が明記されているものを使うのが良い。
(美しいものには毒がある!) |
26■試薬品と局方品とコスメグレード品と食品添加物と工業品
■試薬はさまざまな実験に使う目的があるため、成分の細かな表示が必要です。もちろん純度の高さも要求されますが、それよりも何が混ざっているかとか純度の割合の方が重要です。何が混入しているか分からないものは実験に使えませんからね。そのため価格的には高くなります。苛性ソーダは500gで800円くらいします。もちろん実験用だけでなく工業的にも使われています。
■局方薬品は、薬としての使用基準が元になっているわけなので、その条件さえ満たしていれば、純度の高さや混入物の詳しい成分表示は必要ありません。試薬に比べて表示が少し簡単になっているものが多いです。価格的にはやはり高いです。
■コスメグレードと言う基準はありません。化粧品用に調整された材料と言う風に受け止めればいいでしょう。ココナッツオイルから肌への刺激成分を取り除いたオイルや、クリーム用に乳化しやすいように水酸基添加したものや、扱いやすいように色々なものを混合したものなど、その形態は用途に合わせて様々なものがありますが、製造メーカーがその内容を公開していないものが多く、実際はどのような代物か良く分からないものがあります。そのためこのコスメグレードと表示されているものを使う場合は、その表示されている用途以外には使わない方が良いのです。また増量してごまかしているものもあるため、材料に対する知識をしっかりと持った方が良いです。価格はピンキリで、同じ成分のものがコスメグレードのコーナーに置かれるだけで何倍もの価格になったりすることもあります。特にアトピーなどでこれしか使えない人は内容を明記しているものを選ぶようにした方が良いです。
■食品添加物は一見もっとも安全で純度が高そうに思えますが、実は逆です。食べてはいけないものが入っていなければ良いと言う規準のものですので、苛性ソーダなどは確か95%(?)93%(?)以上あれば良かったはず。口に入れるものよりも肌に使うものの方がよりシビアなんです。そのため苛性ソーダ(フレーク状)のものは、500gで、ビン入りで500円くらい袋で400円くらいと安価なのです。
■工業品はその用途によってすでに調整されているものと純原料のものとに分かれます。(他のものでも一緒ですが)基準は主にJISです。苛性ソーダのJISでの基準は96%以上ですが、産業によってはもっと高いグレードのものが必要なところもあるのでいろいろなランクに分かれています。A社は97%以上を自社基準としていて、袋への表示は99%としています。試薬品との大きな違いは、試薬では重金属の含有を抑えていることでそのため試薬は高いのです。でも実際に石けんに使う場合、その差はほとんどありません。 |
25■葉緑素の色を保つには
クロロフィル(葉緑素)中のMgは、窒素4個と酸素1個でイオン的物理的に固定されているだけ
の二量体ですから
酸性浴中で、CuとMgは簡単に置換するはずです。
置換率を気にしなければ、無機酸・有機酸どれでもいけるんじゃないでしょうか。
ただ置換後の銅錯体でもそれほど安定しているわけではないです。
クロロフィルは多量の水分子を含んだ構造ですので、
銅クロロフィルを脱水反応させないようにしないと
クロロフィル自体が壊れてしまうでしょうね。
油脂のケン化の加水分解に消費する水分は
水分総量の約十分の一くらいですから
それほどの影響は無いものの、
ケン化が進んでからの投入がいいでしょうね。
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24■花の色を抽出するには
もともと花の色は花びらの細胞の中で
細胞液の中に色素と金属などがお互いにくっついて発色しているので
水に溶けている形になります。
ハーブをオイルに漬けるのは精油成分を抽出するためのもので
色素を抽出するなら水かアルコールになります。
それも酸性にしておくほうが色が持ちます。 |
23■紫根と紫紺
シコンを変換させると「紫紺」の方が出てくるんですね。
イメージ的にも間違っているのではないのでシコンを紫紺と思っている方も多いようです。
でもシコンは紫根です。 |
22■エタノール(エチルアルコール)を入れるとすぐにトレースが出る
EOやFOを入れたり、エタノール抽出(シコンなど)のアルコール液やお酒を入れるとすぐにトレースが出て、あっという間に固まってしまったと言うことはありませんか。あるいはそんなこと無かったよという人もいますよね。
最大の原因は材料の中に何かたんぱく質系のものが入っていませんでしたか?と言うことなのです。
たんぱく質は熱や薬品によって変化し変性タンパクになります。エタノールはたんぱく質を変性させる力が大変強い薬品ですので、これが固化の最大原因になります。
|
21■セリシンパウダーとシルクパウダー
セリシンパウダーは、絹精錬工場で取り除かれたセリシンを乾燥粉末化させたものですが、最近は食品用や化粧品用に、セリシンを分離し粉末化させたもののほうが多いようです。
シルクパウダーと言う場合には次の3つのパターンがあります。
1。セリシンパウダーのこと
2.フィブロインパウダーのこと
3.両者を含むもの
さらに、化学的に分解して溶解させてから乾燥粉末化させたものか
機械的に粉末状に切断しただけのものか。
それによって、苛性ソーダ液に入れて分解させてから使うのか、トレースが出るころに入れるのかなどの使い方が違ってきます。 |
20■シルクファイバー
シルクは中心にフィブロイン、その周囲にセリシンと言うたんぱく質で構成されています。
天然のものはやや黄色みを帯びた色で、これを精製(錬ると言います)して外側のセリシンを落としたものがあの白い光沢のあるキュッキュッと鳴くシルクです。
この外側のセリシンと内側のフィブロインはどちらもたんぱく質ですが、セリシンの方は、水溶性が強いアミノ酸が多く過熱やアルカリで分解されやすく、フィブロインはそれが少なく分解されにくい構造になっています。
市販されているシルクファイバーがセリシン付きのものかそうでないのかは色で判断してください。 |
19■PGとBG
プロピレングリコールとブチレングリコール
どちらも2価アルコールでPGが3個の炭素、BGが4個の炭素を持っている似た性質のアルコール。
殺菌性はPGの方が強く、肌への刺激性はBGの方が少ない。 |
18■石けんの熟成期間は
石けんの組成・乾燥場所・季節・地域・方法などでずいぶんと違ってきます。
解禁日はあまり明確に決めずに、石けんたちの様子を見守りながら「そろそろかな」というようにした方が良いです。 |
17■果汁を入れるとマイルドな石けんになる?
果汁に含まれるクエン酸がケン化を邪魔してケン化率を下げる(オフ率を上げる)ことと、
果汁に含まれる糖分(かなり多い)が保湿性を高めることと、
カロテノイド色素などが微妙に良い影響を与えているからなのです。 |
16■苛性ソーダは強アルカリなのに石けんは弱アルカリ
どのように説明すればいいのだろうか?
実証的に言えば、苛性ソーダの水溶液の濃度をどんどん高くしてやれば、PHはどんどん14に近づいていくが、石けんの水溶液の濃度をどんどん高くしていってもPHは9か10くらいで止まってしまう。
このような状態になるものをそれぞれ、強アルカリ性、弱アルカリ性と言うのである。
「えっ!石鹸液を濃くしていったらPHが12・13・・になっていった!」・・・それは、苛性ソーダの塊がそのまま石けんに残っているんで、使わないようにね!」 |
15■弱アルカリの石けんに酸を加えれば酸性石けんに?
絶対になりません!オプションに酸を加えればせっかく出来た石けんが分解して脂肪酸になって分離してしまいます。
と言うことはオプションで果汁を加えると、果汁の多くはクエン酸を含んでいるので、石けんのケン化を邪魔してしまい、10%オフで作る予定の石けんが15%オフになったりします。
ゆえに、そのような石けんのほうがとてもマイルドだと感じることが多いのは、ケン化率が低いからなのです。 |
14■尿酸と尿素
この二つはまったく違う物質である。
尿酸はこれが体内に溜まると通風の原因となる有難くないものであり、
尿素はアルカリなどで分解してアンモニアを発生させる臭いものである。
どちらもおしっこから出てくるものではあるが、肌に良いのは尿素のほう。 |
13■ヒアルロン酸
「1gでこんなに・・・」というCMがある。試薬ではヒアルロン酸は1g20万円もする。
工業品ではもっと安いのではあるがそれでもきわめて高価のものには違いない。
最近では安価な化粧品にもヒアルロン酸配合とあるが、いったいどれだけの量が配合されているのやら確かめるすべも無いが、
しかしそのヒアルロン酸自体がひとつの物質ではなく、いくつかの状態のものの総称であり、
プロテオグリカンというムコ多糖(天然では糖たんぱく質で存在)で分子量が100万と言う巨大分子である。
独特の強力な粘性が特徴。 |
12■天然染料を使ったローソクの煙は安全?
天然染料のほとんどは漢方薬で
それを燃やした煙が少量であれば
人体に害を与えるような成分のものは無いと思われます。
染色用に抽出する場合でも
鍋のふちに染料がついて煙を出すことがよくありますが
特に問題は無かったですね。
ただその匂いが臭かったりすることがあるのと
直接大量に嗅ぐとやはり漢方薬ですから
何らかの効果(良い悪いは別として)は生じます。
その点は気をつけたほうが良いと思います。
染料での色付けですが
天然染料の色素の多くは水溶性ですので
ローソクの作り方によって
染料の調節が必要になります。
それによって変色するかどうかが決まります。
また一部の染料は油脂で抽出できるものもありますので
油脂からローソクを作るときには簡単ですし、
高分子のアルコールを使う場合は
アルコール抽出できるものもあります。
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11■> 石鹸ができる化学式は…?
CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7COOH がオレイン酸です
CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7COOCH2
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CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7COOCH
|
CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7COOCH2
が、オレイン酸トリグリセリド(脂肪もしくは油脂)で、オリ−ブ油の主成分です。
(縦線がずれて表示されているかもしれません!)
一般式は
C3H5(OCOR1)(OCOR2)(OCOR3) Rはアルキル基
3つのアルキル基が同じ場合は
C3H5(OCOR)3
これで反応式を書くと
C3H5(OCOR)3+3NaOH → 3NaOCOR+C3H8O3
オレイン +苛性ソーダ → オレイン酸ナトリウム(脂肪酸石けん) + グリセリン |
10■苛性ソーダは怖い?
そうですね。むしろあまり怖がりすぎて
重装備で操作する方が動きにくくなって余計に危ない気がします。
私なんか、25kg入りの苛性ソーダを1kgくらいの袋に詰め直すときでも
素手でやっていますからね。
手袋をして苛性ソーダを扱うと、どのくらい外に漏れて(付着)しているか分からないのですが
素手だと、手がぬるぬるしてくるのでとても分かりやすいんです!
ある程度ぬるぬるしてくると、水で洗えばいいのですから簡単です。(あまり真似をしないでください) |
9■> ★石鹸作りの魅力はどんなところでしょうか
> (男性で…というのは珍しいのでは?)
一般的には
◆本人か家族にアトピーや皮膚の弱い人がいて自作するようになる。
◆元々手作りが好きで趣味の一つとして始める。
◆試しに作ってみた石けんが評判が良かったので作り始める。
◆メーカー石けんが自分に合わないので自作し始める
◆ブームになっているので自分も参加
◆石けん作りで友達が出来たから
◆合成物が嫌で自然の物で作った石鹸を使いたかったから
などの理由で始めた方が多いようです。
作ると言うことについての魅力は
◆キッチンで作れる
◆市販の石けんには無い石けんを作れる
◆すぐに手に入る材料でも作れる
◆逆に手に入りにくい物を集めて作ると言う魅力もあります。
◆短時間の作業で作れる。
◆逆に製作してから使えるようになるまで時間がかかる(待つと言うことが愛着心を
高める)
◆自分だけのオリジナルを作りやすい
◆適当に作っても石けんが出来る簡易さ
◆逆に同じように作っても同じ物が作りにくい難しさ
◆化学(実験)をしていると言う感覚がいいみたい
◆一生懸命にグルグル(撹拌)している集中感がいい
私個人については
★オイル以外の材料や道具類は仕事柄持っていた。
★もともと手作りが好き(サイト:手造り工房村を作るくらい)
★以前に特殊な洗浄に付いての開発をしていたことがあるため石けんについての知識
が元々有った。
★入浴剤などを天然物で作っていた
★私自身の肌が弱く合成のシャンプーなどが合わなかった。
★妻(当時は婚約中♪)がたおさんの本を買ってきて作り始めたのを見て・・・・
★色付けに顔料(カラーラント)を使っているのを見て、天然染料を使えると思っ
た。
★他のソーパーさんでは手に入らない物を使って石けんを作れる。
★石けん作りは化学反応そのもの!私の専門です♪ |
8■> ★石鹸作りは誰でもできるのでしょうか(毒劇物について)
法的には・・・・自家消費という形では出来ます。
ただし材料代徴収の中に苛性ソーダを入れることは出来ません。
(毒劇物販売は販売者の認可が必要です)
作業的には・・・・皮膚に触れれば化学やけどを起こす劇物ですので
安全対策が必要です。
(具体的には保護道具(メガネやゴム手袋)や水道設備のあるところ)
薬品に対するある程度の知識をもっていること(講師)
これは苛性ソーダの扱い方だけではなく、
化学反応によって有害なガスや化合物ができることがあるため
経験的な知識は必要です。(専門知識が必要と言う意味ではありません) |
7■酸化チタンと微粒子酸化チタン
ある雑誌の言う「酸化チタン]と「微粒子酸化チタン」の区別がよく分からないのですが
確かに粒子形の違うものを混ぜる方が光の撹乱効果は高いです。
天然の酸化チタン(二酸化チタン)は加工工程上、粒子の大きさが一定ではなく
ある程度までの大きさの上限はあっても下限は無く
超微粒子まで様々な大きさの粒子を含んでいます。
私が持っている酸化チタン(二酸化チタン)もそれですので
たぶん同じ意味になると思います |
6■二酸化チタンは水に溶ける?
非常に安定したもので水には溶けません。
クリームやワックスやオイルなどに混ぜて使います。
水に溶ける?酸化チタンも売られているようですが
これはおそらく三二酸化チタンなどを加工したもののようです。
化粧品材料用としていろいろなものが開発されていますが
基本的に酸化チタン類は紫外線遮蔽性が高いものです。
石けんに使う場合には、最初からオイルに混ぜておくと
混ぜムラの少ない均一な白色の石けんが作れます。 |
5■小学生用コンフェッティ石けんの作り方
- 熱に強いプラスチック(ポリプロピレン)かステンレスの容器を用意してください。
- 容器の中に、ラップをしいて下さい(石けんが固まってから取り出しやすいようにするためです)。
- 色のついた石けんをサイコロの形に切ります。大きさは自由です。
- 白い石けんを、大根おろし器かチーズおろし器で細かくします。
- 細かくなった白い石けんを、ステンレスのなべに入れて、熱湯(ポットのお湯でもいいです)を入れます。
- お湯の量は、石けんが全部つかるくらいです。
- なべにふたをして、2時間以上そのままにしておきます。
- 熱湯の入った別の大きななべに、石けんの入ったなべをふたをしたまま入れて「湯煎(ゆせん)」します。
- 湯煎の方法はお母さんに聞いてください。
- 時々ふたを開けて中の石けんを混ぜてください。
- だんだんと柔らかくなって透明になってきます。
- もし硬すぎるようだったら、お湯をたしてください。
- 最初に用意したラップを敷いた容器に、サイコロの形に切った色のついた石けんを入れて、そこに温めてトロリとなった石けんを熱いうちに流し込みます。
- そのまま一晩おいてさめれば、もう固まっているので容器から出して風通しの良いところで乾燥させてください。
このほかにも方法はあるのですが、ちょっと説明がむずかしいので、
いちばん簡単な方法を書きましたが、
熱湯を使ったりするので、必ず大人の人がいるときにしてください
(以前小学3年生の子からの問い合わせへの返信です) |
4■> 紫根・茜・ログウッドは、BGでも抽出出来ますか?
BGはPG(プロピレングリコール)に近い性状ですので、
茜は普通に抽出できます。紫根はエタノール抽出に比べてかなり弱いです。
ログウッドはそのままですべて溶けてしまうパウダーですので
加熱したBGなら溶けるはずです。
水抽出と溶け出てくる成分が違ってきますので
色は多少ちがってきます |
3■ ラックダイの原料
カイガラムシ科の昆虫の内分泌液です。
成分はラッカイン酸で、ぜんざいや口紅などの色材料として
食品添加物としても使われています。 |
2■染料の抽出液の濃縮
染料の抽出ではその中に糖分が含まれているんですが
その量がまちまちで、その糖分が濃縮のときの焦げ付きの原因になります。
こげつかさない程度まで濃縮した方が作業はしやすいと言うだけのことで、
抽出液が多すぎると最初の苛性ソーダを溶かすときの水分を減らさなければなりませんから、
その苛性ソーダ液を作るのが大変になります。
苛性ソーダ液はできるだけ多くの水で溶かした方が良いですから。
私は目分量で50ccくらいにしています。
|
1■ラノリン抽出とエタノール抽出
大きな違いは2つあります。
エタノールとラノリンとでは抽出される色素に違いが見られることです。
ですから多少違った色になります。
例えば紫根の場合はエタノールだと赤みの紫
ラノリンだと青みの紫と言う具合にです。
もう一つは
エタノールを投入すると石けん生地がすぐに固まってしまうことです。(必ずではありません)
特にトレースが出掛かっている状態だとすぐ固まってしまうことが多いです。
皆さんが香水を入れて失敗されるのはこのことなんです。
ラノリンは同じアルコールでも巨大分子構造なので
トレースが出掛かっている生地でも緩めてややサラサラにしてしまいます。
私が石鹸でトレースに失敗しなくなったのはラノリン抽出にしてからですね。
型入れが極めてスムースにできるようになりましたから。 |